前回、試作品づくりを経て造形と色味の方向性が見えました。
このあとは原型製作→シリコン型作成→量産と進みますが、その前にワンフェスの参加申し込みと版権予備申請の事務手続きを進めます。
参加申し込み
何を出展内容や卓数、人数などの入力をします。
1卓2名参加でき、追加料金を支払えば1名さらに追加可能でした。自分は今回2人で申請しています。
出展内容は「オリジナル」と「当日版権もの」の2つで申請しています。
メインはエネルゴンですが、版権許諾がおりずに出展するものがなくなってもキャンセル料はかかってしまいます。
その上ワンフェスで物を売るという体験ができずに終わってしまうため、不許諾の場合に備えて版権が関係ないオリジナル商品も申請しています。(エネルゴン以外にもアイデアがあった)
予備申請
申請に原型の写真など必要かも?と不安でしたが、実際に申請フォームにアクセスしてみるとテキスト情報しか入力できませんでした。
商品名、作品名、原作タイトル、キャラクター名など基本情報を入力したあとに、商品の詳細な情報としてスケール、サイズ(mm)、材質、価格、販売数など入力していきます。
困ったのがこの段階で価格を決める必要があるという点。
版権許諾時に知らされるという版元へのロイヤリティの額や、提出が必要なサンプルの数がわからない状態で価格を申告しないといけません。
人によってはこの段階では原型が出来てないこともあるはずで、製造コストが確定していないまま価格を決めることになります。
その他情報としてフリーテキスト入力ができるので、できるだけ詳細に商品の情報を記入します。オプションパーツがある場合もここに記載しておく必要があるそうなので、同梱するパーツはすべて記入を心がけました。
PRカード(ディーラーカット)提出
最後にPRカード提出です。
前回開催のディーラー一覧が見られるので、ざっと眺めて参考にします。
自分がPRカードを作るにあたって決めた要件は以下です。
作成したPRカードがこちら。
ひと目で何を売る予定なのか分かるようにすることを意識しました。
ワンフェス公式サイトのディーラー一覧ページではこのPRカードと版権申請タイトルしか表示されないので、好きな作品名で検索をしても
具体的にその作品の何を売る予定なのかわからなくて困った経験がありました。
それを回避するために売る予定の商品写真を載せることを意識してます。
また商品に興味を持ってもらった人に対してより詳細な情報を提供したいので、QRコードとTwitter IDを載せて導線を作っています。
まとめ
参加申し込み・予備申請に関しての作業ログをまとめてみました。
事前に配布されていたPDFの参加マニュアルも熟読していましたが、予備申請で何を提出する必要があるのかわからないこともありました。
実際に申請フォームを見たほうが具体的な入力フォーマットもわかるのでよかったです。
一番難しいのは価格を決めるところで、先述の通り未確定要素がある中での価格決定であること、またそもそもにはなってしまうのですが2024冬の時点ではブースを出すのにだいたい3万円くらいかかってしまうので
仮に商品を10個売るとしてもその時点で商品に3000円ずつ経費として乗っかってしまうところ、版権不許諾によって売るものがない場合にもキャンセル料はかかってしまうことに初出展のハードルを感じました。
再販できる商品が増えていけば、1個の商品価格に対する出展料の割合は減っていくので価格を下げられそうですね。