木曽造形のブログ

90〜00年台のCGアニメ中心にガレージキットの製作をやっています。

ワンフェス ディーラー参加を目指す その1 試作品づくり

2024年2月11日に千葉の幕張メッセで開催されるワンフェス2024冬の出展を目指して準備中です。
版権申請を進めてるのがビーストウォーズシリーズでおなじみの「エネルゴン」。

ディーラーとして初出展を目指すにあたっての準備ログを残しておこうと思います。

手触り感の確認

自分が満足いく仕上がりになりそうか、手触り感はどうなのか、まずは出力して確認です。
まずはFusion360で数種類ほどエネルゴンぽいモデルを作っていきます。

透明レジンのクリア感など確かめたかったので光造形方式のプリンターで印刷。

サポート適当だったので歪んでしまったのもありますが、試作品なのでOKです。

手元にあったシリコン型取り用の油粘土に盛り付けてみます。
それっぽくなってきました。

3~4種の型があれば、見栄えとしては満足いく品質になりそうなことがわかりました。
ビーストウォーズ劇中のエネルゴンもそんなにモデルの種類は多くないように見えたので、型数を増やすよりも同じ型でサイズ差をつけて作る方が本物感が増しそうでした。

色味の確認

エネルゴンと言えば溢れ出るエネルギーで、バチバチ・ゆらゆらときらめいてるイメージですよね。
躍動感や希少感を出すための色の実験もしていきました。

まずは試行錯誤のスピードが早いUVレジンに着色してみます。
3Dプリンターで印刷したものを、おゆまるで型取りUVレジンで複製します。

UVレジンは硬化前に塗料を混ぜて、頭の中にあるエネルゴンのイメージを再現していきます。
青白く光っているもの、紫がかっているもの、安定して深い青や紫になっているもの、etc...

UVレジンの硬化熱でおゆまるが溶け出してしまい、複製品がガタガタになってしまいました。
でも色味の確認をしたいだけだったのでOKです。

結果、どうしてもチープ感が抜けず色味も安定させにくかったので、UVレジンを使った量産と色付けは諦めます。

続いて、本命の2液性クリアレジンを使った色味の確認をしていきます。
こちらはトナーを使って色付けしていきます。

日光にかざしてみます。ゆらゆらと光っていい感じです。

方針決め

ここまでで、3Dプリンタによる造形のお試しと、2種類のレジンによる色付けのお試しをしました。
今回は光造形プリンタによる原型づくりと、2液性クリアレジンにトナーによる色付けで手応えを得ることができました。

3Dプリンタで作った原型でシリコン型をとって量産するのがよさそうです。
無事に満足いくものが作れそうなので、次回はワンフェスのディーラー登録を進めていきます。