木曽造形のブログ

90〜00年台のCGアニメ中心にガレージキットの製作をやっています。

ワンフェス ディーラー参加を目指す その3 本申請

予備申請をしてから、結果が返ってくるまでしばらく待ち時間ができます。
本来はこの期間に原型を磨いて本申請に備えますが、今回は初めての出展で量産まで含めてどんなトラブルが起きるかわからないため
予備申請不許諾のリスクを飲んで完成品まで先に作ることにしました。

kisozoukei.hatenablog.com

シリコン型作成

原型はPRカード作成の時点で仕上げてあったので、早速シリコンで型を取りクリアレジンによる複製を進めていきます。

複製はキレイにできました!

スプレー缶でクリアコートしてみると、より透明度も上がっていい感じです。
ただ気泡の量がちょっと多いですね。調整が必要そうです。

色味の改良と気泡対策

1発目のシリコン型複製で細かい傷はクリアコートにより消えることがわかりましたが、それでも残る大きい傷があったので原型を磨き直します。
2000番までヤスリで磨き、コンパウンドもかけておきました。

さらに色味の調整と、気泡対策もしていきます。
レジンを注ぐ前にエンボスヒーターで温めて待ちます。硬化時間が24時間近くあるクリアレジンだからこそできる工夫であり、必要な手間でもあります。

改良後の複製がこちら。
色を濃くしてみましたが、エネルゴン特有の高級感ただよう雰囲気が表現できたように思います。
また写真ではわかりにくいですが、気泡もぐっと減りました。

仕上げ

残りの原型のシリコン型も作り、複製を進めます。
仕上げの製法いくつか試しましたが、最終的に複製品に対し

  • ヤスリがけ 600→800→1000程度
  • スプレー缶によるクリアコート1層

で十分な輝きを出せるようになりました。
自分が作る分にはいくら手間がかかってもいいんですが、ジオラマキットとしてはできるだけ少ない手間で仕上がるものを提供したいので
製法を試行錯誤した中で、いい手順が確立できたと思います。

本申請へ

施策を繰り返し、納得いく完成品ができましたので本申請へ進みます。
結果が出るのをしばらく待ちます。